アポイ岳でヒメチャマダラセセリに遭遇

私の登山はここ10年間アポイ岳から足馴らしを始める山です。
例年は登山口に八重桜が歓迎してくれるが4週間早く訪れるとキタコブシとエゾヤマザクラが満開です。

登山口

2年ぶりのアポイ岳です!5時お友達4人で出発。もう太陽が眩しいねービックリ(@_@)!!!
GW最終日、こちらは車の渋滞は関係なさそう。小鳥さんは道路を右に左に飛び交って
早朝はこんなに爽やかなのに早起きが出来ないのは何故~^^?

桜とキタコブシが山を優しく染めて天馬街道を抜けると競走馬の産地浦川はお馬さんの親子が
朝日を受けてのどかな風景(車窓から)
浦川の牧場

2時間少々で登山口へ。7時半登山開始。小川のセセラギで登山靴の底を入念に洗って入山します。
カラ類が侵入者を警戒して鳴いてます。ウグイスも声はすれども姿が見えませぬ。

少し歩き始めるとエゾオオサクラソウが旬!!! 瑞々しく美しい。
エゾオオサクラソウ① 
オオサクラソウとの違いは茎や葉柄に長軟毛が多いことです。
エゾオオサクラソウ②

フイリミヤマスミレ(葉の裏側は紫色を帯びてます)が足を止めるのです。  ヒメイチゲもあちこちに
フイリミヤマスミレ ヒメイチゲ

これは何の実かな?5・9追記:ツルアリドオシなべさんありがとうございました。    フデリンドウ(5合目小屋の前に一輪だけ発見)
これは?  フデリンドウ①

エゾ鹿が2頭見えました。キタコブシのトンネルは青空に映えて美しい!花がビッシリ付くよりマダラに咲くほうが風情があるような気がします^^。
キタコブシ

5合目の小屋を過ぎると勾配がきつくなり、無風で橄欖岩の照り返しもあり少ししんどいなぁ
5合目の小屋からの登り

アポイアズマギクやアポイタチツボスミレが数えるほどしか咲いてない。未だ早いもね^^。
アポイアズマギク アポイタチツボスミレ

年々花の数が減って来てるようで残念。
サマニユキワリはあちこちで咲いてピンクが可愛い花です。
岩陰のサマニユキワリ サマニユキワリ

8合目で一輪健気に咲いてたエゾキスミレ          キジムシロ
エゾキスミレ キジムシロ

9合目からの展望写真

山頂が見えます
9合目から見える山頂

様似から見る日高山脈に思わずワ~オ~!!! 裏側から見ると山の名前が解かりません^^;。
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行き交う人もまばらでした。2時間少々で山頂へ(^Q^)/^未だ10時だけれどお弁当^^
間もなく北大のワンゲルが10数名ご到着で賑わう。蝶チョ?お~~~キアゲハが!今年初見で美しい固体です。
大学生も興奮状態で蝶を追っかけてました。Koyukiも負けじと・・・(アセアセ) 山の頂上で見られるとは驚きです。
キアゲハ キアゲハの顔

1時間ほど休憩して下山。海が霞んで春うらら・・・・音楽
港が見える登山道

と!目の前を小さな物体が通り過ぎた(@_@)もしや??目で追うとサマニユキワリの花に~
アポイで一番会いたかったヒメチャマダラセセリが給蜜してるのです。発見した時は嬉しくて夢?と疑いました。
ヒメチャマダラセセリ① ヒメチャマダラセセリ②

シッカリ写せたと思ったのですがパソコンに取り込んでみるとトホホホ・・・シャッター速度を早くすると良かったのかも悲しい

☆ヒメチャマダラセセリ(国指定天然記念物)☆

前翔長 10~13mm   成虫は5月上旬から6月中旬までの期間に発生します。
絶滅危惧種:アポイ岳周辺のサマニユキワリ、キンロバイなどの高山植物が自生するお花畑が主要な生息地です。

本日の目標は達成できたので気分はルンルン~♪車窓から見る海がキラキラ輝いていた。
車窓から海がキラキラ

今日の登山は時々恵みのそよ風が吹き下山後はアポイ山荘で汗を流して無事帰宅。
この山荘に3年前天皇皇后両陛下が宿泊されたとのことです。
あ~~ヒメチャがチャンと写せなくて・・・それだけが心残りです。Koyuki達が下山途中、一輪しか咲いてない
ヒダカソウを求めて登って行く人達が居ました。この花も絶滅危惧種です。